とーり/えんくー/木造二階建ての民家


ボク「ん……朝だし起きるか…………あと5分後くらいに……おやすみ………………」

???「いーーーーーーーちかちゃあああああああああああん!!!!
   あーーーーーそーーーーーーーーぼーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」

一花「黙れええええええっ!!」

???「今日は学校!外は快晴風が心地いい!雪は幸い積もってない!
   これだけあってこのナルちゃんが動かないわけがないのであーる!!」ピンポンピンポンピンポン

一花「チャイムを連打するな!ああもう、今行くから!」トコトコ

ナル「よーし分かった 落ち着いた テンション下げた今下げた」

一花「それで何の用?ゆっくり朝食を食べてから行きたいのだけれど」ガチャリ

ナル「イチカちゃんおはよー
   それでねーうーんとねー朝ご飯食べさせてー」

一花「悪いけど今家に食べ物はないよ、諦めて帰ってくれ」

ナル「なら作るよ、生まれ出でよ!」ドサドサ

一花「地面に思いっきり落ちてるんだけど……
   とりあえず着替えるから家に入って待ってて」

ナル「はいはーい」



とーり/しーご/通学路

一花「眠いな、やっぱり夜更かしはするもんじゃないね」

ナル「またお仕事?それともボーイミーツガール?
   一夜の過ちから始まる幸せ家族計画?」

一花「仕事だよ、これでもうなうな拳法唯一の使い手だし」

ナル「そーなんだーすごーい!やったー!」

一花「何を喜んでるのさ
   君は人の話を聞いてるのかい?殺すよ?」

ナル「だって私の友人が凄いんだよ、つまりすごい
   ならそれは喜ばしい事なんだなって」

一花「ボクは他の皆みたく花もなければまほーも使えない
   落ちこぼれの劣等生だってことくらい君も分かってるでしょ」

ナル「でも凄いものは凄いんだしいいじゃんかー」

一花「そんなものか、まあ気にしても無駄だし先を急ごう」

ナル「授業開始まであと何分だっけ?
   そもそも授業って何時から始まるんだっけか」

一花「仕方ないとはいえ少しは時間を気にして生きなよ全く」

ナル「時間は?ねえ時間は?あと何分?」

一花「教えない。遅刻の恐怖と戦いながら速足で行くとしよう」



とーり/びーに/学校


???「二人ともおはよー」

一花「リズ君おはよー、流石にパジャマで学校来るのはどうかと思うよ」

リズ「うーんでも着替えるの面倒だったしさ
   周り誰も気にしてないしいいんじゃないかな?」

ナル「私も着替えるの面倒だし分かるなー」

リズ「だよねー、僕はもう一生パジャマでいいんじゃないかなって思うよー」

ナル「でさーあのさーこの前食べたアップルパイが美味しかったんだよねー」

リズ「うんうん」

ナル「美味しかったんだー」

リズ「美味しかったんだねー」

一花「会話の内容が無さすぎる…
   いいから早く席に着かないと授業始まるよ?」

リズ「昨日だって開始時間から10分たっても先生来なかったよね
   多分今日も遅れてくるし平気なんじゃないかなー」

ナル「平気なの?」

リズ「多分ねー」

一花「……ボクは疲れたから席に行くよ」



とーり/しむー/公園

一花「死ねオムニクトォ!死に晒せぇ!!」

オム「死んでたまるかぁ!俺は生き延びる!」

一花「お前ーっ!人間がなー!食費をなーっ!許さーん!」

オム「分かった奢る、今度その分奢ってやるからストップ!」

一花「ならばよし」ピタッ

オム「仕事奪ったくらいで騒ぐことないだろ
   普通の奴はむしろ働かないことを喜ぶもんだと思うぜ」

一花「ボクには死活問題!物凄く重大なことなの!
   来たら係の人に『あ、イオガさんが終わらせましたよ』って言われたときの絶望感は分かるまい!」

オム「俺は奪う側だから一生分からないだろうな」

一花「貴様ぁ!」

オム「第一お前はいくらなんでも働き過ぎだ
   なんで最終兵器が毎回のように働いてんだ、理にはかなってるが」

一花「オム君、生きるって悲しい事なの」

オム「かっこよく言ってるが生活費稼ぎたいだけだろお前」

一花「てへぺろ!」

オム「死ね」

一花「死なない!」

オム「だろうな全く…じゃあまたなイチカ」

一花「ああ、また会おうかオム君」

オム「………行ったか、どいつもこいつも」



とーり/えんくー/木造二階建ての民家


一花「日付が変わってからの帰宅…いつも通りか」


買ってきた肉を焼きながら窓の外を見る
雪は降ってるが積もりはしないだろう、雪かきは大変だし助かる


一花「しかし一人暮らしをしていると独り言が多くなって困るな
   なんかこういい感じに暇つぶしがあるといいんだけど」


その考えを口に出してる時点で重症だ。全く我ながら度し難い愚か者だよ


一花「さっさと食べて寝るか、明日も早いだろうしね」


これがボクこと結城一花の実に平均的な日常だ
少し変わった世界で少し変わった友人とのんべんだらりと過ごす日々
色々と思うところはあるけど悪いものじゃあないだろ?




そんな少女の話は続く 

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