あらすじ:三人娘?がバイトします。


 時は昼過ぎ、場所は何時もの神賽学院の廊下。
三人娘?はお昼を食べ終え、わいわいと話しながら歩いている。

『いやあ、今日の講義も有意義でした。
沖田さんの剣術もますます冴え渡りますよ!
ふふ・・・今宵の菊一文字も血に飢えておるわ・・・!』
「うんうん、ラインハルト先生凄いもんねー。
僕も凄い楽しかった!10フィート棒、僕も今度買おうかなあ。」
『アストルフォは影響されやすいわねー。
なら、購買に見に行く?
案外あるかもしれないわよ・・・お酒も入荷されてるかも。』

 ハクさんは何時もそれですねー、と沖田さんが苦笑しながら、三人は購買へと針路をとる。
この三人は沖田総司、アストルフォ、ハク。
いずれ語られる物語の主人公であり、今は夢を抱き学び続ける学生たちの一員である。

『お酒は・・・無いわね。
じゃあ、注文していた原型の杖だけお願いします。』
がっくりしながらも、如才無く注文しておいた商品を買うハク。
「あ、これ3つ下さい!」
ある商品を見るや、迷いなく買うアスフォルト。
『むむむ・・・原型の剣は欲しい、でも今は・・・
よし、沖田さん決めました!下級回復薬を2つお願いします!』
悩みに悩んだ上、剣よりも鍛錬に使うための回復薬を買う沖田。
三者三様の買い物模様。

「んじゃ、皆で食べようよ!食べてる人たちを見かけたら食べたくなっちゃって。」
じゃじゃーん、と効果音が出そうな笑顔でメロンパンの袋を高らかに掲げるアストルフォ。
『おお、いいですねー!じゃあ、次の機会は沖田さんがアス君とハクさんに奢りますね!』
『又派手にお金使っちゃって・・・でも、本当に美味しそうね。
じゃあ私はその次の機会に奢りましょう。』
 わいわいとはしゃぎながら、売店の前でメロンパンを齧る三人。

 それを微笑ましげに見守っていた店員さんが、一寸した親切心で一言。
“そういえば、もうすぐ神賽学院野球大会ですわね。明日には此処にもチケットが並びますのよ?
毎年直ぐ売り切れますから、買うならお早めに”と。



三人娘?はぴたりと止まり、顔と財布を付き合わせる
『沖田、アストルフォ、貴方達は幾ら残ってる?私は200ペラ』とハク
『沖田さんは100ペラだけです。』と沖田
「僕は0ペラだね!きっちり使いきったよ!』何故か自信満々にアストルフォ

『何故アス君が自信満々なのかはさておき・・・これは由々しき事態ですよ。
沖田さん絶対見たいですもん。これ買い逃したら絶対後悔しますよ。』
『私もよ。・・・三人で300ペラ、どう考えても足りない。』
「出来れば明日までにお金が欲しい・・・じゃあバイトしようか!
三人で出来る奴がいいな。ほら、それならフォローし合えるし。」
 なら知識・・・書庫整理ね、とハクが話をまとめ、三人は書庫整理のバイトへと向かう。



『はーい、私が先任バイトで、やり方を教える・・・ってソウ・・・沖田さん、ハク、アストルフォじゃない!
貴方達も三人でバイト?』
 バイトの手続きを終え、書庫に来た三人を出迎えたのはグループのメンバーの一人、キリィ。

『あら、キリィ。奇遇ね。
ええ、一寸欲しいものが有るのよ。三人でならフォローし合えると思って一緒にね。』
『成る程。まあ貴方達三人なら安心出来るわ。
じゃあ少しキリィさんが説明しながらやるから、同じようにやってみて?』
直ぐに覚えて、三人で出来る用になるだろうから、とキリィによるレクチャー。
三人は直ぐにやり方を覚え、声を立てすぎない程度に話し、楽しみながら書庫整理を熟していく。



『はい、三人ともお疲れ様でした!
この回の書庫整理は之で終了よー。
切り上げる?それとももう一回行っとく?』
 パン、と手を打ち合わせ、終了を告げるキリィ

「うーん、僕は未だ行けるけど・・・」
『お、沖田さんも未だいけ・・・チヘドッ』
『ちょっ沖田っ!?
ああ、もう、無理しないっ!今日は之で切り上げます。又今度!』
 未だ行けますー!席のランクがー!と言う沖田を二人で引きずり、三人娘は去ってゆく。

『うう・・・折角だからいい席にしたいじゃないですかー。年に一度の大会なんですし。』
「かと言って、書庫整理だよ?本を血で汚しちゃったら大変じゃん。」
『というかヒーラー志望の私としても余り無茶はさせられないわよ。
そりゃ買った回復薬使えば行けたでしょうけど、ポーション病だってあるんだから。』
めっ!と叱るハク。一番安い席で三人分は溜まったんだから良いじゃない、と。

『はーい。・・・でも、意外と楽しかったですねー。
刀大全とか剣術の書とか色々有って、沖田さんも今度借りに行きましょうか・・・。』
『沖田も同じ感想?ええ、意外と悪くなかったわね。
ヒーラー用の本もちょくちょく有ったし、アンデルセン先生の恋愛小説もあったし。
アストルフォは・・・聞く必要も無いわね。』
「ちょ、酷くない!?いやそりゃ僕の夢を知ってる二人からすればそうだろうけどさあ!」
『じゃ、違うんですかアス君?』
「凄く楽しかった!」

 バイトを終え、食堂へと歩きながらもわいわいと。
三人娘?の学院初バイトは此のように終わったのでした。どっとはらい。

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