いつもそうだった

彼女は涙を見せることを嫌った

本当の気持ちはいつも見えないように隠していた

だから、きっと――

あの子を許してあげられる強さと力があれば―――





昔々、とある世界で王女様と王子様が仲睦まじく暮らしていました

その世界は戦乱の時代でした…それでも王女様と王子様は穏やかに暮らしていました

しかし4年後、世界の情勢は大きく変わり始めました

痩せ続け、疲弊していく大地と人々…滅びが近づいてきたいくつかの王国は

禁忌とされる兵器の数々に手をつけだして…それによりつかの間の勝利を手にするも

その副作用により、人も草木もすべての命が奪われていきました

戦争は止まらず、王女様と王子様の国も次第に禁忌の兵器により崩れていきます

王女様の国は戦争を止めるために、王女様の命を使って、兵器を起動しようとします

それで戦争が終わるならと、王女様は決意します。止めようとした王子様や、御付きの人を振り払い王女様は行ってしまいました

多くの民からの祝福と歓喜の中、王女様は空へ行ってしまいました。残された王子様にはただただ後悔だけが残りました





―――だから禁忌を犯した

嘆くように戦場へ向かう彼だけでも救いたかった

そのための力を貰った、だけど―――

何もかもが間違いだったと気づいたのは全てが終わってからだった




王女様が乗った兵器と地上に残った王子様の尽力により戦乱は平定へと向かいました

しかし一匹の悪魔の手によってそうはなりませんでした。

悪魔は王女様の乗った兵器を壊しそのまま疲弊した国々を手当たり次第に襲いました

悪魔には兵器も何も効きませんでした。国々は力を合わせて悪魔を倒そうとしましたが悪魔は魂を奪います

魂を奪った悪魔は死にません、そして奪うほどに悪魔は力を蓄えていきます

最後まで戦った王子さまも悪魔の手により殺されてしまい、そうして人は誰もいなくなりました





―――チガテニヌレテイル、コレハ――ナンダ?

ナゼカレガタオレテイルンダ?イヤ、カレトハ――ダレダ?




悪魔は立ち尽くしたまま、壊れたように動かなくなりました

そのまま数日の時が過ぎた後、悪魔の前に神様が現れました

神様はこの世界を壊してくれた事に笑顔でお礼を言い、悪魔が蓄えた魂を貰う代わりに祝福を授け去っていきました

こうして王女様と王子様も、戦争があった世界も無くなりました。残った悪魔はまた世界を壊すために休んでいるとも、勇者により封印されたとも伝わっています





mう、isiきgA保tEナい…

ボくgあ壊Reる前ni…

NおコっtあHうタRiノ魂ダKeDエも…




王女様と王子さまの魂は解放されました。

戦争により引き離され、悲劇にしかならなかったお話ですが

せめて、来世では、二人で、仲睦まじく……

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